聖神社

2009年06月03日
安倍晴明の母が狐の葛葉姫であったという葛葉稲荷信仰の拠点だった聖神社(大阪府和泉市王子町)です。
聖神社
聖神社に伝わる安倍晴明伝説は、摂津国住吉に安倍保名がいました。
妻は葛葉姫で、体が弱くたびたび里に帰り養生していました。
保名は葛葉姫の全快と子宝を信太神社に祈願し、37日間、参籠して白玉を得て、斎戒沐浴して鏡池のそばに立っていると、水面に白狐が映り、後ろを見ると一匹の鼠(実は傷ついた白狐)が走ってきたので、それを匿って山中ににがしてやりました。

保名は満願の後、社殿で居眠りしていると、白髪の老人が現れて「お前の願望は必ずすべて成就する」とお告げがありました。
翌日の夕方、妻が元気な様子で帰ってきました。
まもなく懐妊し、男の子が生まれました。
それから百余日後のある夜、家中が光り輝き、輝いていると妻が白狐になって
「我こそは信太大明神と議り、仮に汝の妻となって願いのように子を授けた。今は神の思し召しを告げる時がきたので、帰らなければならない。大切に育てるように。」
といって消えました。

そして夜が明け、雨戸を開けると障子に
「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」
の和歌が記されていました。
その後、本物の妻も病気が治って帰ってきて、2人でその子を大切に育てました。
その子が安倍晴明でした。

この縁起を脚色して、江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎など、現在よく知られる葛葉稲荷の話となったようです。

「信太明神」の別称もあり、信太山の丘陵地帯に位置します。
7世紀後半に渡来系の信太首が聖神を祀ったのが起源だとされます。
主祭神の聖神は「日知りの神」=「暦神」で、信太郷に住んでいた朝鮮半島系をルーツとする民間陰陽師が信奉していた神とされます。
暦は土御門家に属する陰陽師が配付していました。
安倍晴明読本より


JR西日本阪和線北信太駅で下車します。
改札を出て線路沿いに南へ500m歩き、線路の反対側に川が見える角で東へ曲がります。
そのまま曲がらず真っ直ぐ約600m、鶴山台第二住宅2号棟の手前の角を南へ。
二股を東へ、次の二股も東へ道を取ると、聖神社に出ます。

この神社を訪れたのは、実はよく判らずにでした。
安倍晴明関係の書籍に出ていたので、取り合えず行っておかなくては…。
信太森葛葉稲荷神社まで来たのですから、足を延ばしておいた方が後悔しません。
これは新選組史跡巡りで、何度も経験して身に沁みています。

聖神社広かったです。
広い社域があるようですが、建物の数が少なくて、広々としていました。
聖神社に伝わる伝説では、ここの社殿で保名が居眠りをしていたそうです。
北東にある池が鏡池です。
しまった、またやってしまいました。
鏡池に行っていません。
鏡池が白狐をみた場所ではないですか。

池の周囲は柵があるようです。
柵越しにしか見ることが出来ないようですが、散策にも適していると思うので、歩いてみてはいかがでしょうか。


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