有馬道道標

2016年06月12日
常願寺跡の横の道に有馬道道標(兵庫県尼崎市下坂部2丁目)があります。

有馬道2  有馬道3

有馬道は2013年5月25日と9月16日にも書いています。

大阪方面から有馬温泉へ行く道筋を「有馬街道」と呼び親しんできました。
神崎から北上し、藻川沿いに猪名寺・伊丹に至る本道と、次屋・下坂部・久々知・上坂部・塚口を通って昆陽(伊丹市)に至り宝塚市内で本道と合流する間道の2コースあったことが知られています。
尼崎市HPより

今回は間道のコース上の道標です。

「有馬街道」「有馬道」と呼ばれた道は歴史的に以下の四つのルートがありました。
1.神崎(尼崎市) - 伊丹(伊丹市) - 小浜(宝塚市) - 生瀬(西宮市) - 有馬温泉。
 別名「湯山(湯乃山)街道(ゆのやまかいどう)」。

このルートは最も歴史が古く、有馬温泉へ行く天皇や貴族、武家が往来したとされる道。
大阪の難波宮が起点だとする説もあります。
兵庫県道41号大阪伊丹線のごく一部(園田支所前交差点から猪名寺交差点まで)は旧街道がほぼそのまま舗装された区間です。
京都からの道筋である西国街道から池田で分岐し小浜でこのルートに合流する道も有馬街道(有馬道)と呼ばれていたようです。
また、羽柴秀吉が三木城を攻める(三木合戦)折に、この街道を有馬温泉から三木まで延長整備したことにより、姫路から京都への最短ルートとして利用されるようになり、姫路 - 有馬温泉間も「有馬街道」もしくは「湯山街道」と呼ばれていました。
なお、「湯山(ゆのやま)」とは有馬温泉の別名で、有馬温泉の場所が摂津国有馬郡湯山村であったことに由来します。

2.深江(神戸市東灘区) - 雨ヶ峠(六甲山) - 本庄橋(六甲山・廃橋) - 有馬温泉。
 別名「魚屋道(ととやみち)」。

魚問屋が有馬温泉の宿に魚を卸す際に1.の湯山街道を経由して運搬すると、時間がかかるのと継立による運搬費用がかさむため、六甲山を越えるルートで魚を運ぶようになり、道が出来たとされます。
阪神電車深江駅の南側にある大日神社から西国浜街道と分岐しています。

3.住吉(神戸市東灘区) - 住吉道(六甲山) - 本庄橋(六甲山・廃橋) - 魚屋道(六甲山) - 有馬温泉。
 現在の神戸市道有馬住吉線で、別名「住吉道・魚屋道(ととやみち)」。

本住吉神社境内東隣の南北に走る道の東南に「有馬道」の石碑があり、本住吉神社境内南東の交差点で本住吉神社境内の南に接し東西に走る西国街道本街道(現国道2号)と交差し、すぐ南方で本住吉神社参道と合流、南方の西国街道浜街道(現国道43号)に突き当たります。
北側は住吉谷沿いの住吉道を六甲山頂方向に遡り、本庄橋(廃橋)付近で魚屋道に合流。

4.平野(神戸市兵庫区) - 天王谷 - 山田(神戸市北区) - 唐櫃(有馬口) - 道場(神戸市北区) - 三田(三田市)。
 現在の兵庫県道15号神戸三田線。(神戸市兵庫区~神戸市北区皆森交差点間は国道428号と重複)

明治7年に、「天王谷越え」と呼ばれていた山道を、有馬郡役所があった三田まで整備した道。
Wikipediaより

この有馬道は、羽柴秀吉が関係している道だったのですね。
羽柴秀吉といえば、大阪では超有名なお方(笑)
全国的に有名ですが、大阪では馴染みの深い人です。
秀吉軍が通った道かぁ~。
すごいな!そんな道があったんだ!!
と、単純に喜んでしまいました。

今はもう住宅街の中の細い道でしかないですね。
本当に静かな所で、有馬道なんていう街道には思えません。

この道標は最近建てられたものなので、道標自体には歴史は感じませんが、有馬道は有馬道ですから歩いて歴史を感じてください。








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